花梨のお気に入りの歌一覧
横雲
冬日照る畦道に咲く花ありて紫に揺れ摘まるるを待つ
6
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舞
銀色の降り来る雨の粒たちの囁やき包む秋のふたりを
11
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トーヤ
雨上がりぴちゃっぴちゃっと音たてば長靴はいたあの日に戻る
6
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falcon
鴛鴦が錦を裁ちてすべりゆくあとの水面にまた散るもみぢ
14
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光源氏
過ぎぬれば此の世の花はあらなくに夜毎うらみむ有明けの月
10
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紫草
しらじらと今明け初めし街並みを 静かに照らす月の残り燈
16
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三沢左右
月かげの欠くるに合はせ目を閉ぢば思ひ出づるは昨夜の花の香
24
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詠み人知らず
過ぎし日の 見果てぬ夢を 変若水に 溶かして浸す 色褪せし花
6
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ケンイチ
風月を忘れ動かぬ窓ぎはの未だに雪の降らぬ鈍ぞら
15
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聴雨
更待ちの月を眺めてひとり寝の閨につもれるため息の白
11
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つくしめ
あの日より父の背中がちいさくて 私はだんだん幼子になる
7
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ゆうくん
冬を超え 木立ちに残る 緑葉の 色深まりぬ 静けさの中
3
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光源氏
秋雨にほろりほろほろ旅の宿軒場の柿に色は増されど
11
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紫苑
不意打ちの雨音の鋭しうばたまの闇に潤ぶる隙穿ちつつ
20
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楓
しらじらと東の空が変わり行く静かに明ける初冬の朝
11
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聴雨
月影にはらり山茶花落ちる夜はきみの心のひと欠片知る
15
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翡翠
散り積もる落ち葉を払う墓参り語らぬ石の今日の冷たさ
7
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三沢左右
十六夜月を西の空に待つ冬の夜はいよよ深みて指先の冷ゆ
16
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浅草大将
膝の上に何時しかねむる老猫よ我のすゑなどゆめに思ふな
26
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浅草大将
歌にては霧もかすみとみなせ川ゆふべは秋となほ思ひつつ
16
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