葵の助のお気に入りの歌一覧
みなま
こんなのは歌ではないと言われおり光を返す湖に眼をやる
10
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薫智
初めてが忘れられたら初めてを何回だってできるからいい
9
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祐鈴
ランドセル、金曜のままに転がって、発酵していくけいさんドリル
21
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松本直哉
髪二尺ばさりと切つて少年とみまがふきみにあふ秋学期
6
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詠みふみ
不条理の世を渡るため不条理を繰り返す我にも咎はありしか
3
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松本直哉
担任にみちびかれ入る転校にまぶしかりけり秋の教室
7
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洩矢転石
ほんとうのことを言えないぼくたちの喜びさえも汚れつちまつた
10
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あかる
君と見た晩夏の空に散る花火 今宵は遠く吾子と眺める
9
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ふきのとう
スーパーに立ち寄る我をつつみこむ冷気のありて生きた心地よ
8
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紫苑
さしむかひ飲むアマレットサイダーは不埒のいろをはつかにふふむ
8
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紫苑
ふたたびを戻らぬ巣穴そこ此処にあふぐ梢ゆふる蝉しぐれ
16
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詠み人知らず
木立往く耳元に降る蝉時雨 何処に微か子ら遊ぶ声
8
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工藤吉生
とんでない音痴が外で歌っててこれがすこぶる気持ちよさげだ
12
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大埜真巫子.
七才のわたしは空を飛べないと 気づいてしまった 屋上の柵
20
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灰色猫
寄る波の調べが心が共鳴し ぼくらは夜のうみがめとなる
28
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瑠璃唐草
あじさいに妻の名を付すしいぼると遠き国より君を想うよ
9
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紫苑
夏たけて揚羽のかげの曳きて飛ぶうすずみの書に風のながるる
21
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みやこうまし
妻の居ぬショートステイの気楽さに外食すれど旨くないです
17
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リンダ
姿見に写る浴衣の可憐さよ 若さを武器に戦えたまえ
9
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すばる
悲しみを意識の奥に溶かしてく流れる時間は私を救う
20
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