あそびくものお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
仏壇に幽かな記憶の祖母が笑い あちらとこちらで饅頭を喰らう
6
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紫苑
仄青き硝子の破片を飼ひならす君にしはつか檸檬は香る
12
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紫苑
来ぬひとを門辺に待てば花ぐはし桜吹雪の霏々として舞ふ
7
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詠み人知らず
かなしみをもたらす雲をやっつけた正義みたいな春空の青
8
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悠々
たらちねの母の授けしものなれば百年背負はむこの命なり
17
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悠々
スタイルはその人だけの視点だよスタイル持てばキミは一流
12
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紫草
辛夷咲くあまりの白さ清しさに我を忘れてまざまざと見る
11
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詠み人知らず
脱水が弱くなってる洗濯機はげましている日曜の朝
21
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詠み人知らず
いつもより倍は寝ている幼子は治癒の手段を素直にこなす
5
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詠み人知らず
さっそうと野菜ジュースを飲んで行く顎の泡つぶ気がつかぬまま
4
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風橋 平
みず雪のうえのあしあと引きずり来一年越しの春に到れど
10
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三沢左右
藍のいろ絵師のこころを継ぎゆけよ 深みまさりて夜となるまで
18
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三沢左右
高天より一筋青き矢のごとく絵画一帖わが胸に落つ
17
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風橋 平
三月のきらめきのためざくざくと砕かれておりシャベルの雪は
7
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大河千紋
くれなゐのみな底にこそ 都あれ 落日抱きぬ 尼ぜ あまぜ は
4
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元円
泣きながら堤に母を追う子あり右手に揺れる菜の花の束
13
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みやこうまし
老いも死も早き遅きのあるを知るあわれ八十路の同窓会よ
10
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本間紫織
捨てられたバケツ潤す雨ならば流す涙も誰かに届く
3
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本間紫織
ハート型そっくりになるくせっ毛のきみのつむじも愛しい夜明け
5
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浅草大将
花かげに宴をはるの酒もなくひとりなみだをさすらひの旅
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