たつかわ梨凰のお気に入りの歌一覧
舞
月影に磨かれし肌艶一夜珠と愛でるや露と濡れるや
5
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ライテウ
だれもいない 胸にちいさな穴がある この涼しさのごとく雨降る
2
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紫苑
暑気の底とろりと沈む射干玉の闇夜に蝉の声しきりなり
9
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紫苑
数多なる嘘を吐き来し唇をもてダークチェリーを茎からはずす
14
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詠み人知らず
染め色を忘れた白き紫陽花の憂ひを包む雨の囁き
68
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麦仙人
我眉の山夕凪海を見下ろせば潮風間に間に松の香り
10
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花梨
紫陽花の露ともしらずひとすじの光に移り舞う蛍かな
14
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白亜
雨露に濡れて日毎染まりゆく濃い紫を君や知るらん
14
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芳立
みな人の仰ぎ見ぬ間のさみだれに蒼まさりゆく街の桜葉
16
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芳立
あかしてはかへらぬものと知らませばいまも秘めまし袖のほたる火
12
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光源氏
しのぶれば袖のほたるはゆらぎたるあかして待たむ夜の深草
12
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藍鼠
うたうのは来なくてもいい永遠と明日のスープの中身について
5
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詠み人知らず
わくらばに雨間見えしは幻か時なく袖の濡れるこの頃
9
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falcon
調緒の白きゆびさき音たへてむなしき色の村雨ぞふる
16
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環
球体の破壊あるいはたんぽぽの綿毛をとばす 遠くへ あるいは
8
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環
春雨の降る駐車場帰りゆく浮かぬ心にあまた水紋
5
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ねずみ
ほの暗く解き放てえぬ想ひあり朝の神床 遠く謝る
1
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まるえふ
雨の降る名もなき夜はただ長く昔の恋人を思い出してる
11
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文月郁葉
境内の裏へさらって震えてる胸の金魚をすくって欲しい
39
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白亜
一滴の雫が世界を知る日まで あなたの海はつづくのですね。
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