おおみはじめのお気に入りの歌一覧
れお
始まりのときには終わりがあることと終わったものに気づいていたい
6
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水上基
花ひらの波に溺れる王の居て薔薇園にひらく白き深淵
3
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たつかわ梨凰
暗き部屋去りゆく背だけが陽を負いてその鮮明に彫れるトルソー
7
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ケンイチ
大岩のごと留まりし雲塊の刹那に降りし白妙の滝
8
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きりあ
真っ直ぐな木を見ていると苦しくて 正論だけでは生きていけない
12
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恣翁
窓の灯に 風鐸の影 見ゆれども 庭の木賊は 黄昏に消ゆ
21
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芳立
あかしてはかへらぬものと知らませばいまも秘めまし袖のほたる火
12
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まるえふ
強気とか負けん気だとかそういうの求められても持ってないので
3
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みみ松
草刈りの音と鳥のさえずり響く梅雨の晴れ間に傘干し背伸び
7
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三沢左右
ゆらぐのは確かな色を知りたくて 日の輪に消える泡のひと粒
14
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紫苑
東の果ての守りする鷹姫の身をし奪へば水涸るるかに
5
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庭鳥
「豆の木」と命名をした。支柱から既にはみ出てうねるつるむら
6
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浅草大将
喉もとを過ぎてあつさを忘るれば明日はあすかの麦の秋風
20
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たつかわ梨凰
天上の海にはいかなる魚の棲む鱗の如き窓の雨粒
32
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環
尾長もつ胸の曲線なめらかに白く交はる雪原を見つ
4
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麦仙人
我眉の山夕凪海を見下ろせば潮風間に間に松の香り
10
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falcon
菩提樹に小鳥戲えてはらはらと琥珀散りくる夕かげの道
11
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ふきのとう
友の歌読める喜びしみじみと余韻残して電源落とす
26
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詠み人知らず
憂き節に暮れてば篠の夕闇に音のみし渡る風と消えまし
6
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庭鳥
あかねさすしゅるしる伸びたむらさきの葉を摘み取りて宴に供す
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