おおみはじめのお気に入りの歌一覧
舞
密やかに電車の揺れに聞こえくる妻買い来たる御守りの鈴
17
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恣翁
燃ゆる火に 誘はれ来ては 落ちて逝く 蛾の羽根を焼く 臭ひ漂ふ
21
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きりあ
押し花とチェブラーシカと星の本月の小舟に乗せて届ける
14
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悠々
嘘ツキガ真ノコトバ一ツダケ 求メユク道、曼珠沙華咲ク
20
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恣翁
白波を 立て行く舟を 尻目にし 軍艦島の 陽炎に揺る
14
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染季
助けてと告げずに燃えた星の子は涙に代えて自分を落とし
12
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庭鳥
信じてもいない「地獄」の底までもお供するってソレはないでしょ
4
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浅草大将
言はずとも匂ひありせば口なしの花の思ひを聞く人もあれ
22
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れお
強さより弱さが強い 心では弱さは常に矛盾を装備
3
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たつかわ梨凰
月のした雄の孔雀の羽根をもぐロミオは我のためだけのロミオ
6
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紫苑
しろがねの肌に魚のきらめきを映してかなし氷山の薔薇
16
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詠み人知らず
難波津のなにばかり立つ浮名とて月さす舟の跡の白浪
8
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光源氏
詠み草の思ひ流さる月の夜に明かさむ長き歌の道のり
18
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芳立
ライターの油きれたりわが宿にひとよをうめの雨は打ちつつ
6
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三沢左右
鍋底で部屋の灯りを濁り汁越しに見上げる豚のエナジー
5
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悠々
ライターと煙草はピースだ忘れるなお経と墓は並みでいいから
45
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悠々
魂気張る生命保険のオバチャンのチャリンコ走る春一番に
8
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横雲
細き雨浮葉に降りて水芙蓉手折らば袖に玉の散りけむ
7
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ケンイチ
ゆるやかな雲に習いて漫ろゆく木枠の町の淡き彩り
7
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なり
夕暮れを背にしてわたし10円を落として影に座りこみたい
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