みみ松のお気に入りの歌一覧
芳立
過ぎ去りし春を惜しめば海の外に夏は初音の聞かるべきかな
9
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狭霧
陽を砕く早瀬のぼれる若鮎の鱗きらめく初夏は来にけり
10
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紫苑
樹々に咲くみどりの花の香も著く此に初夏の風わき立ちぬ
7
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光源氏
いまはとて浮き寢の夢の早瀬川わすれがたみの袖ぞ濡れなむ
7
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聴雨
銀鼠の空をただよふ朧げな海月の如き月のため息
7
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舞
君の住む街から吹くか風香る五月の空の懐かしき色
8
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ほたる
切り落とされ床に散らばるわが髪はもはや逢瀬の残骸となる
11
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ねずみ
身を穿ち人を殺める言の葉はたましひ侵し朽ちゆくまでに
3
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浅草大将
花かざす人波見えず夏の日のさんさん降らん桑港しのべど
10
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ばく七
緑葉に殘されし花ただ一つ雨に烟りてつひに消え行く
12
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浅草大将
百かくるよろづの願ひしるす道あれば後にも人ぞふみ見む
14
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芳立
ながむればひとの面かげたちばなの香をながし得ぬなみだ雨かな
9
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ケンイチ
農耕も狩猟も忘れ辺境のまだ見ぬ国の雨に踊るよ
7
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埋もれ木
月よ月姿映さぬならせめて想い映せよ光にかえて
4
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聴雨
流れくる黄砂洗はれ地にほふ五感うるほす走り梅雨かな
9
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ねずみ
巖なす常磐に續く千の道そまたちみるも絶えて久しく
3
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ねずみ
山中の道さやけく照る月の飽かざる君を遠く眺める
4
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ねずみ
人知れず 若葉が茂り 蓮華咲く心躍るよ 初夏の薫りに
6
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ねずみ
流れ行く正雪をば鱒かがみかくも釣り師いたむ指先
3
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恣翁
時計さへ 微睡むやうな 春の午後 曳かれし船の 波止に繋がる
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