みみ松のお気に入りの歌一覧
三沢左右
カーテンを薄くすり抜けほの明かく蛍光灯と交じりあう 朝
18
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三沢左右
夕映えにけぶる四条のビル高く全て雑踏他人ごととなる
10
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大獏
巨大なる生きものが膝ひとつまたひとつと崩れ舞う土煙り
6
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恣翁
眼に痛き 石榴の花ぞ 麦秋の 天に再び 巡り来にける
16
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芳立
原発をなべて止むとも現身の世に禍つ火の種は尽くまじ
7
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おおみはじめ
息ひそめ鳴り終わるのを待っている着信音は水の戯れ
10
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まるたまる
自分から選んで歩くケモノ道月灯りだけが頼りの旅路
9
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狭霧
紅の身を知る雨もさみだれにただ濡れそぼつ袖に見ゆらむ
8
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都季
正しさが欲しかったから25時赤信号にひとり従う
12
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光源氏
たたなづくつまの柔肌香りたちけだしの裾は乱れゆくのみ
9
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詠み人知らず
愛を請ふ千種の歌を連ねても値いもせぬとささやくは誰
11
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光源氏
あやめ草憂き身のさめぬ夢の間も苦しきほどの戀のさみだれ
13
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浅草大将
色のなき巴里の眺めに偲ぶれば世も新たまの春はまぼろし
12
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紫苑
手折るとき慈しむ目と統ぶる手を君は持ちをり白き花房
16
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芳立
ゆふ風の薫る榊の茂りよりあまるも明かき月のいざよひ
17
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きさ
会話とは言葉のキャッチボールでも今夜はドッジボールがしたい
7
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詠み人知らず
掛け値なし賞味期間なし形なし現在位置はただこの時
3
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詠み人知らず
ひゅうひゅうと浮き世の噂風の音空耳で聞く己の相場
10
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浅草大将
鳴神のあらしもあらばあれ浪にあらがふ我やもじの関もり
14
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紫苑
おのがじし身に添ふ歌はとりどりに刻の華なれ強ひるべからず
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