みみ松のお気に入りの歌一覧
falcon
手をとれば枳殼にほふ夕月夜かへらぬ水にともしびあはき
5
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falcon
ともしびにかざす扇は黒髮のあはれ乱るる恋ひごころかな
13
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芳立
石狩も夏とはなりぬ大和なる心ばかりは春になづめど
6
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まるえふ
現実と妄想間を行き来する波に揺られてほろ酔い加減
3
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きさ
目立つのは得意じゃなくて花よりも花を咲かせる土でありたい
13
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聴雨
つぶやきにわが来し方を懐かしみ歌ひも解けば心若き風
13
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紫乃
少し濃い 醤油と共に染みている母の愛情 噛みしめる晩
6
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半格斎
遠山に萠える緑の彩斑を誰ぞ云ひ初むる春紅葉と
15
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半格斎
風わたる水田の畦を占めたるは名こそうるはし姫踊り子と
11
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恣翁
沼の上に 投げし礫の 跳ぬるごと 水掠めつつ 翡翠の飛ぶ
21
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恣翁
蝋燭の 火影は揺れて 燈心の 油を吸へる 音のみぞする
21
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林ユキ
憎むことおぼえて息を吹きかへすうろこ微かに青光りして
18
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夏嶋 真子
眞白なる睡蓮の花閉ぢにけり 水邊月夜の憂ひの噐
12
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ねずみ
橿原のたよりの御幣開け切れば 一足早い大祓え哉
4
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芳立
はつ夏の暦もしらずふる雨に宿の青梅ぬるるけふかな
13
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ケンイチ
伝うべき歌も拙く背を向けて風のこころを見つめて終う
10
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舞
降る音も聞こえぬほどに優しげな雨に濡れたく君偲ぶ夜
10
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浅草大将
鳥が鳴くあづま地口の一声もいやありがたの山ほととぎす
10
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白亜
並び見た ただ一度の春景色 吾のみ知る場にそっと秘めたり
11
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水島寒月
乳房の谷あひに在るふるさとへ我かへらなむ傘を畳みて
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