緋色のお気に入りの歌一覧
高島津 諦
ダイエット目的のため香りだけかがれるグレープフルーツじみた日常
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けにちん
前向きに考えられない時もある横向きでなら笑えますか
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みやこうまし
招かれし山の温みをじかに知る落ち葉の嵩に足踏み入れて
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由良
歌詠みで愛しい君へ高名を知らしめるのが私の復讐
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まるえふ
今別に何がどうって事無いが斜め十五度傾いてきた
10
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紫苑
烏羽玉の夜に纏はるる木の葉髪わが人生にし何か残らむ
11
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芳立
あまたつの天気予報ぢやあるまいし雨は夜ふけに雪になるとか
10
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ほたる
ジェラシーの残骸としてペアリング落としたベッドに最後の朝焼け
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紫苑
外つ国のことばも混じり真夜中に道路工事の刻を急きをり
8
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あそびくも
窓越しに今朝色づきぬ柿の実のあかふわり浮くわたしの息で
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光源氏
千鳥鳴く阿波の海辺のさびしさよただ寒空にあかつきを見む
6
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光源氏
たれか見む世にかずならぬ電飾は仮の宿りに光とどかず
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恣翁
若き頃 聞くも厭ひし 説教の 我が口吐きて 出で来たるとは
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悠々
化(け)に追はれふるさと遠き異郷にてクリスマスツリー見るがかなしも
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舞
空蝉の仮の宿りのしがらみを忘れ夢見ん清きひと夜に
12
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薫智
8スペア7スペア9スペアとるフォローばかりがうまくなってる
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七色コイン
咎人が死を受け入れた朝の日は祝うごとくに赤一色だ
14
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芳立
数へても数へてもなほ冬空にさやかの星の思ひ尽きせぬ
8
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たえなかすず
一度くらいわたしを呼んで ふゆになるまえの匂いね泳いでいくね
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たえなかすず
MDの最後メロウな一曲は止まず 静まれ海もわたしも
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