緋色のお気に入りの歌一覧
麻倉ゆえ
美しき青を欲して飛び跳ねる水の器に溺れた日々よ
10
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浅草大将
げにあはれ鴫たつ影も見えずしてさらに音なし川の夕暮れ
14
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紫苑
娼婦なるかに接吻を拒みをり身を夕映えに撃ち抜かれつつ
10
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紫苑
烏羽玉の夜は収束す色なくも美しきこゑは耳に甘かり
10
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島祝
山里の時雨に着つるさ衣はからくれなゐのもみぢなりけり
18
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詠み人知らず
永遠と思えるほどの時を経て宇宙に散った無窮のきらめき
12
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falcon
薄暗きバーの片隅ピアノ弾く辛きさだめを語るが如く
11
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芳立
かたりなばただ偽りとなりぬべき夜をあかしつつ紅さすや君
12
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恣翁
遙かなる 郷里になむ 帰りたき いま秋雨に 雁が音聞けば
14
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つきの
アマノジャク笑って許す君がいて自信満々「きらい」って言う
7
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舞
白椿ビルの狭間にひとり咲く朝日にさえも染まること無く
7
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ふきのとう
点滴の落つる滴に回復の兆し信じて身を委ねる
15
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薫智
秋の陽に君の黒髪揺れている透ける光をただ眺めてた
15
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光源氏
うつろひの秋のしるしに月渡り夜風にふるふ山の紅葉ば
8
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浅草大将
ゆく秋を惜しむ言葉もかれ果てて積る思ひはただ冬を待つ
10
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光源氏
しのぶれば心に殘る秋の月涙枯れ果つすゑの松山
10
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浅草大将
いまさらにラブテスターを持ちだして恋の瓦礫の値を測る
8
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詠み人知らず
しろながすくじらのような夜がきて圧倒的を見せつけている
8
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詩月恵
真夜中にひとり赤面してしまう過去のあれこれ若気の至り
9
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ゆうくん
冬空に 流し忘れた 一粒の 涙と光る 明け星の夢
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