狭霧のお気に入りの歌一覧
芳立
こまつるぎわが立ち歩むひとすぢのほかには知らずただ道をゆく
10
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粕春大君
降る雨もはれて呉竹うちそよぎふしみの里に風わたるなり
24
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浅草大将
花うせてのちの実りに色も香も匂ふぞうれしあを梅のころ
32
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ケンイチ
花の香を導と巡りゆく旅へ 五月の風に抱かれて我は
13
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粕春大君
いはけなく笑みつつお指に髪を巻きて艶にをかしき五つなるかな
16
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猿ノ丞狂介
夕さればふところ寒し武蔵野の「よし乃」のママにツケがあるらし
11
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芳立
面影をなみだにふりてたちばなもひとに薫らぬ梅雨寒のころ
14
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紫苑
一瞬の苦しみののち最期には手をかけさせず逝きし子のあり
14
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紫苑
梅雨寒に黙せる蒼き釣り鐘の傾ぎつつ汝が声の恋ほしも
14
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芳立
いくかへり春や過ぎにしラベンダー薫る土曜の午後の理科室
9
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夏嶋 真子
遊女の細き手首の靜脈に棲む鈴蟲に時の降る音
14
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横雲
どくだみの花摘む指に残る香や草のゆかりの懐かしきかな
17
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詠み人知らず
世におちて一つの穴も空けもせず溶けて流れる種子もあるらし
10
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詠み人知らず
蒼天に見えぬ光の届く日に地にて我らは十字を切らん
9
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詠み人知らず
港町 路地裏の道 行き止まり 石垣の上 菜の花の笑む
7
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浅草大将
つつじ咲く巌根にとほき色あればみどり夏なる沖つしま山
12
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浅草大将
見わたせば尾上もしるき里山の奥のとほ峰なほかすみつつ
7
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詠み人知らず
歌贈る 顔も見えない彼の人へ 平安時代の恋心知る
12
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詠み人知らず
ガリガリとアイスキャンディー削るよう いつかなくなる 甘い青春
14
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浅草大将
名ばかりの清水ひけども西沢のもとは澱めるかつまたの池
10
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