狭霧のお気に入りの歌一覧
横雲
白き花濡るるがままに零れ散る命なりけり沙羅の帯締む
8
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きりあ
亡き君よもう一度だけ此処に来て詠唱し給えスカボロフェア
13
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螢子
紫陽花を活けて貴方を迎えましょう思い出の蒼忘れんがため
13
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猿ノ丞狂介
血は枯れてケニアの山の峰に果つる松島トモ子 今帰り来つ
6
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浅草大将
逢へぬ夜は心にかかる玉だれのすきて飽かざる妹が黒かみ
17
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浅草大将
何惜しきいくさの種の絶えてのち散るが誉の花を見ずとも
10
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三沢左右
日を破れるつばめの涙 土を撃ち雨のひと夜に春ゆき過ぎぬ
12
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ねずみ
白玉の歌も波間に漂ふて電磁が海のセイレンの聲
4
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詠み人知らず
そぼち立つ花にもかげのおくみえて満ちたる月はかけながら落つ
25
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悠々
ショウベンヲスル音ヒビクコノ家ニ他ノモノオト聴コエヌ孤独
9
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半格斎
南行き傘をかむりし月を背に夜間飛行の点滅は消ゆ
22
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夏嶋 真子
眞白なる睡蓮の花閉ぢにけり 水邊月夜の憂ひの噐
12
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紫苑
安穏をなど貶したきまろまろと太れる蕪を真二つに切る
16
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詠み人知らず
夏つばき薄き花びら梅雨に濡れ一日の命靜かに謳ふ
16
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猿ノ丞狂介
金くれと色もかへずに寸借の無心のあれば金ぞ貸しける
4
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猿ノ丞狂介
稚児の泣く着物の裾を立ち濡らし散りし木の葉も色かはりゆく
5
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falcon
被爆せし老婆の言葉わすれたる罪ぞ悲しき夏の巡れば
11
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浅草大将
喉もとを過ぎてあつさを忘るれば明日はあすかの麦の秋風
20
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横雲
ながめつつふる身を歎きいたづらに移ろふ花の色ぞいとしき
12
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粕春大君
五月雨のけぶる外山のほととぎすはれぬ雲間になどかなくらむ
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