大獏のお気に入りの歌一覧
舞
ひと冬を越せぬ木朽ちて幾く片か手向けと添える桜木の花
11
もっと見る
ななかまど
山笑う山に入れば息吹まつ枝から枝へわたる鳥見ゆ
18
もっと見る
シダ
年ふりし樹下には止まる人もなくこの春もまた行き過ぎぬべし
8
もっと見る
舞
桜木のもとには出でよ乙女子の舞いては祝えひとときの花
11
もっと見る
かを3
双六のごと振り出しに戻る庭草萌ゆるとは誉むる言葉ぞ
8
もっと見る
横井 信
あぜ道はのびるみどりに覆われて小さく揺れた夏のタンポポ
12
もっと見る
横井 信
風に散る八重の桜の花びらは里の小川にそっと流れる
10
もっと見る
横井 信
道端にぐっと根を張る雑草に初夏のひかりはしずかに揺れる
10
もっと見る
falcon
ミシガンの碧き水辺の白砂に戲る蟹なく水鳥のこへ
7
もっと見る
艸介
此の暫し湯が沸くまでの一拍を コーヒーカップと戯れてゐる
14
もっと見る
艸介
荒屋の閉まらぬ窓も今だけは 朧月夜を映すカンバス
15
もっと見る
のぶ
月曜の黄昏時の街角でため息のあとパンジー香る
10
もっと見る
舞
何時からか大人となって少年の残滓は見上ぐ同じ三日月
12
もっと見る
ななかまど
限りなく堂にすわりて悟りたるみほとけの目のまなざし深し
17
もっと見る
こるちぞう
誰も來ぬ山の櫻に鳥群れて交はす囀り樹々を滿たして
9
もっと見る
松本直哉
引き潮やあらはれいづる磯浜に春日を浴びて蟹とたはむる
4
もっと見る
ななかまど
一列に東向きたる葱坊の昇る朝日に白帽並ぶ
15
もっと見る
falcon
葉隱れにしのぶかたみの遲櫻くれゆく春のなごりとどめて
12
もっと見る
恣翁
糠雨に 樹々の緑の鮮やかに いま降りぬがに濡れて新たし
18
もっと見る
ななかまど
思い深き貌をして馬は曵かれゆきレースの後も語ることなし
19
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[42]