風橋 平のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
幕閉じる美術館にてひんやりと蓮と一緒にモネの絵浸る
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みなま
読経終え僧侶は在りし日の夫を偲びつつ告ぐ故郷に還ると
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桜園
五日間水もやれぬ花の中松葉牡丹の白のみ咲きたり
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詠み人知らず
帰任する吾の脳裏に流るるは 「京都の恋」や悲しきギター
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白亜
落ゆる汗のちひさき斑はや失せぬ 小路の影のいよよ深しも
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工藤稔
窓越しの月と分かっていたのですだけど欲しいと願ってしまった
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雪村夏子
すりがねで爪先少し摩り下ろし食べさせ笑う無邪気なあたし
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工藤吉生
バリカンはオレに痛みを与えずにしずかにふるえ頭をよぎる
5
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優花
赤ら顔ちょうちん新橋ぶゆうでん世界を回す戦士の宴
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ichiei
じゆうちょうにじゆうでないものばかり閉じ込めてみるたとえばつばめ
3
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inosann
童顔の青年が肩に掛けし銃玩具にあらず仁川空港
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村上 喬
この街の一つの時代に生きていた行くべき場所も定まらぬまま
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みやこうまし
青春の心は常に起爆剤老えど消すまい煩悩の火を
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inosann
母呉れし元気な頃の思い出の飴玉一個を捨てがたく持つ
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のんぼう
午前4時 酔って誰かと話したい。でももう寝なきゃ。おやすみなさい。
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inosann
海からの涼はこぶ風も香しく白百合ゆれる草叢に立つ
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舞
コンクリの壁に拳を打ちつけて叫びたき夜も有るさ人の世
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もなca
短冊が結ばれるたびさらさらと笹の葉擦れの涼やかな音
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南 骸骨
じゃがいもがほくほく煮えたちと夕方認知の妻がエプロン掛けた
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芳立
ひとことも俺に相談しないまま美姫が出産するはずがない
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