武田シンノスケのお気に入りの歌一覧
海月琉珠
より高く跳んで、笑って、死ぬために、煎じて飲んだ苦い想い出
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かなざわゆきお
氏神に夫婦より添い参る人今年もどうかよい年であれ
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紫草
日本は熱心、丁寧、慎ましく 真心もった国らしくあり
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床子
缶コーヒー 百二十円分の温もりの消費期限は十五分弱
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いちにのパッパ
辞めてゆく若手の胸に夢あると知って湯割りをもうひとつゆく
5
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薫智
それどんな味がするのと奪われて飲めないでいるストローの先
8
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工藤吉生
ブラ紐を直す仕草を見ていないふりして見てる社員食堂
7
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西村 由佳里
古の 人の心に 触れるごと 耳に聞こゆる 川のせせらぎ
6
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せいか
今日の日がこの世に永久にオサラバを言う日だったか そうとも知らず
3
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和
この時は女にもどる素のままの 指輪はずしてあなたがすべて
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悠々
過ぎ去りし慘禍の濱に佇めば海鳴り遠く同胞(はらから)の聲
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一
目を開けてしまえば朝になるように閉じたら夜になればいいのに
18
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村木美月
父の背に負われて帰る遠い日の朱色に染まる夕陽をおもう
12
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せいか
人知れずくち果てるしかない人の動かぬ四肢に雪は降り積む
6
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つくしめ
つくしても つくしつくせぬ こいごころ わがみついても おもいついえず
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雪穂
「感謝」より「好き」になってと言った君 同じ干支だよ それでも良くて?
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元円
大晦日帰省バスより見下ろした裾野の街は一面の雪
11
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舞
清き夜にゴミ箱漁る人有るも浮かれゆく街照らす灯も無く
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横雲
寒空に杵の音響き境内の子らの喚声さらに高まる
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ふきのとう
ばらばらとみぞれの音の激しさに月曜の朝のゆううつ思ふ
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