詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
くらら
知らぬ間に 入れてた肩の 力抜け 小春の陽射しに 暫しまどろむ
30
もっと見る
沙久
トタタン、と陽気に来れば許すのに 大地埋め尽くすいけずな霰
2
もっと見る
林林
やさしさの記憶を胸に生きてゆけ君のお粥を人肌くらいに
25
もっと見る
麻
枯れ枝に花を咲かせる白雪の冬のこころはいかに散るらむ
5
もっと見る
ひなこ
無機質な白い蛍を手に乗せて君がよろこぶ季節になった
3
もっと見る
呉竹の憂き節
ひとりふるみ山の色も白妙におとづれそめし雪の友かな
2
もっと見る
恣翁
初雪や 松の上枝に煌きて 空の青さを ひときは増しぬ
5
もっと見る
なかしぃ卿
ひらひらと見たこともなきアフリカの砂漠に降れり初めての雪
3
もっと見る
灰色猫
唇を潤うように溶けてゆく初恋みたいな儚き初雪
1
もっと見る
藍子
靖国の庭に初雪舞い降りる若い命が散りゆくように
4
もっと見る
萱斎院
かの頃と言ひしちぎりも忘られて 積もりつる葉に初雪ぞふる
3
もっと見る
夢士
霜月に入りて車窓の浅間山初冠雪の雄姿懐かし
2
もっと見る
葱りんと
初雪は ふんわりふんわり 手の平へ また会えたねと 笑って融けて
1
もっと見る
桐生賄
午前二時 仙台の空 満月の 写メール送る 男子ありけり
27
もっと見る
たけくらべ
病むひとを見舞ひなぐさむすべぞなく心ばかりの千の鶴群
27
もっと見る
inosann
お互いの痛いところに湿布貼る年を重ねた夫婦の有様
23
もっと見る
なかしぃ卿
良いこともなき日に食べる赤飯とうたかたの日々噛み締めるなり
5
もっと見る
舞
真夏夜の夢を偲べる秋の雨吾に落ち葉にいたずらに降る
17
もっと見る
秋日好
祖母の言う「だんだん」音の柔らかく心だんだん温まり来る
21
もっと見る
灰色猫
呼吸する寄せては返す波と言ふ絶へることなき海の脈拍
25
もっと見る
[1]
<<
88
|
89
|
90
|
91
|
92
|
93
|
94
|
95
|
96
|
97
|
98
>>
[106]