おおしまゆきこのお気に入りの歌一覧
紫苑
はつあきの夜風のはこぶ盆歌のとだえて虫の音のきはだちぬ
15
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まぽりん
ひとすぢに頼みけるかな我ならで結びし紐の解かじものとは
27
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舞
まだ青き頭べを垂れる稲笹を清やかに鳴らし夏の風吹く
12
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村上 喬
八月をベットの上でやり過ごす寄せくる波をこらえながらも
20
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詠み人知らず
山あいの洒落た名前の施設には 来ない家族を待つ人ばかり
21
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詠み人知らず
鋭角の朝日をまさに正面に受けてホームで待つ梅田行き
22
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もなca
猛暑日のニュースにひとり暮らしする働き者の母が気になる
17
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falcon
子らの輪に偽善のにほふ声あげて鬼が隠れる花いちもんめ
23
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詠み人知らず
店じまい解体される食堂の 柱に残る主の怨念
10
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日向猫
やがて陽は昇りて道を照らすゆえそろり踏み出す月白の刻
14
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村上 喬
それぞれに故郷の風を詰め込んで色とりどりのトランクが群れる
38
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詠み人知らず
居残りの夕陽のあたる校庭の 逢魔時に遊具が回る
19
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もなca
そよりとも枝葉の揺れぬ炎天に果てることなく降る蝉しぐれ
19
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あき
ちりちりと温められていく部屋で、起きたくなくて我慢している
12
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紫草
摘まれても干されてもなお饒舌なカミツレのお茶を夜更けにいただく
15
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みやこうまし
かなかなと杉生の陰の虚ろさに檄をとばしてひぐらしの鳴く
14
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みなま
猫はなぜヒトの哀しみ解るのか それとも彼が見えて居るのか
10
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小林道憲
悔い多き戦さ終わりし夏の日の夕暮れ時の蜘蛛の営み
17
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日向猫
仏送り すっからかんのお仏壇 寂しいような涼しいような
18
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みなま
本当に傍に帰って来てるなら あたしの肩を抱いてつつんで
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