詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
うすべに
橋渡る 丸い背中の息白く 比叡おろしに混ざる風花
15
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秋日好
並木縫い若月歩調を合わせ照る求める物は君追う力
11
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幸子
雲の行く速度も気持ちゆるやかに師走乗り越えホッと一息
16
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滝川昌之
不覚にも温暖化さえ許しそう魔力のような明けの凍て空
16
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夢士
あさぼらけ常磐の道ひた走る筑波の山の浮かび来たりぬ
16
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横井 信
オリオンの冷たく冴える三つ星を横切ってゆく明るいひかり
13
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横井 信
去年より少しずれてる計画を丁寧に書く今年の手帳
8
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へし切
もろびとのいはふ名おひて春風のふくと寿命の花ぞめでたや
14
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詠み人知らず
冬枯れの佗しき庭にふとよぎるこの家の主の夏の日のこと
18
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滝川昌之
結露には冬の朝陽が沁み入りて時に泪のように流れり
17
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灰色猫
えべっさん餅を求める手のひらがこっちこっちと福を授かる
21
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KEN
春遠き 逢瀬の岸邊 吹く風に 耐へて蒲公英 笑みもうつろに
12
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煩悩
炎上しダスト・シュートへ降下するスペースシャトルの船長となれ
7
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横井 信
西空に沈む三日月追いかけて急ぐ家路に冷気が降りる
14
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へし切
親しきも今年を限りに欠礼と互いの老いを思ふ賀状かな
18
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夢士
夕月夜頬うつ風に襟立て沈む月影家路を急ぐ
12
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千映
他人には無駄と思える品々も元気をくれる栄養剤かな
14
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KEN
辰の刻 傳ふ鐘の音 氷るほど 雪降りしきり 街は墨繪に
12
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うすべに
陽だまりにうたたね誘う猫のひげ 光を宿すまだ遠い春
14
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灰色猫
味わえば失楽園の蜜の味そのふしだらな炎のりんご
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