青き銀椀のお気に入りの歌一覧
び わ
プチ旅行家内を横にドライブす手軽に御ちそうコンビニ弁当
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春一期
椿咲く友と出向ゐた手打ち蕎麥積もる話で時を忘れし
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西村 由佳里
トントンと私の傘をノックする空の滴の心の色は
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うすべに
降りだした雨に薫りを溶かしだす 夜目にも白く満開の梅
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滝川昌之
ならではの別れと出会いが待つ春はいくつになっても蒼い春です
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ななかまど
つかみ出す十円玉の重たさに帰ることあり駄菓子の記憶
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舞
粉雪は風にさ乱れ人染める街も吾さえ白ひと色に
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詠み人知らず
お兄ちゃん ストレスをため込み 大変で 私もストレスあり 私に吐きだせ
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菜々子
いつの日か大きな犬と暮らしたい レトロな街の小さな家で
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横井 信
バスを待つ古い建屋のわきに立つ古木に跳ねるコゲラのドラム
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うすべに
うらうらと舗道の割れ目にしがみつく 踏みつけられたたんぽぽが咲く
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千映
世の中になければ工夫する人の手作りマスクの動画が増える
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千映
歳重ね弱気な男になりて今ようやく人の可愛さ見せる
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白瀬
燃料がもうすぐ尽きると警告音なだめすかして走る雪道
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白瀬
喉の奧くすぐられる夏霞あとちょっとだけ道草しよう
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赤石仙人
庭先に去年植ゑたる紀州梅三つ四つと花をつけをり
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名鈴
王の血の 筋ぞ守ると 偏執す 誰そ教え為せ 滅び必定と
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夕夏
みずぞこにめだまきらきらもえびたちすがたみえぬもかわせみだいぶ
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千映
ノムさんは「マー君神の子不思議な子」といいサッチーに甘える子になる
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滝川昌之
遺されし懐中時計に父の見た古き刻(とき)など戻してもみる
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