横井 信のお気に入りの歌一覧
舞
消えてゆく村の片隅蜻蛉のみ眺めてひとり立つ地蔵尊
10
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灰色猫
夕暮れに蝉が一匹死んでいて来世は人に生まれてくるなよ
9
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灰色猫
クレヨンで夢中で描いた太陽を雨にうたれて思い出そうか
7
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茂作
水槽に弱つた金魚の底にゐて呼吸噐求む夏の日盛り
8
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卓
山すそに 霞湧き立つ時雨あと生き出づ木々に水ぞ立ち濡る
3
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恣翁
石像と凝りぬる女の影落ちて 闇にし紛れ 閉ざされにけむ
12
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可不可
ここさぁ放送大学ぢゃないよね 進学しては見たものの
10
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滝川昌之
呑み過ぎを諭すか妻の背後には仏間に三人亡き父母の影
17
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ななかまど
処暑なればなか空の月黄金の冴える光を真下に注ぐ
12
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うすべに
雲の峰 出穂の田に気の早い案山子からかい飛ぶ赤とんぼ
7
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名鈴
笛の音を 乗する涼風 吹き渡る これより上は 無かる我が宿
13
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詠み人知らず
秋の風 吹かれながら 切なくて 下を向き歩く 一からの始まり
7
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橘
カラシ系ワゴン商品掘り出しで秋物フレアスカート手縫いす
7
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夕夏
おしえるよせいふねっとでまなぶことようすみならぬいつかはせんと
3
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夕夏
じょうほうもうのみにできずまねーげーむについやされてやひせいさん
3
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詠み人知らず
黙りこむ 選ぶことさえ 許されず なるようになれ 匙を投げた的
5
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音弥
うるささも峠越えたる落ち蝉は今を一期に再び鳴かず
10
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へし切
斯くばかり命の危ふき世にあれば現に夢の覚めぬものかは
18
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舞
古き世の風まだ残る飛鳥なる雅びの名持つ駅へと立てる
10
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きくゑ
まっくらな雲の裂け目に星ひとつ 忘れぬように彼方を思う
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