横井 信のお気に入りの歌一覧
やまざくら
携へて 歩み来し方 幾星霜 残んの日々の 麗らかなれや
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ながもち
日の入りが早くなったねと午後六時思わぬ涼しさに長袖羽織る
3
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つばす
秋の幸焼いたサンマにカボスかけ ダイコンおろし熱燗がいい
4
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柊+
人として家族となりて時は過ぎ また風に舞うタンポポ綿毛
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可不可
ちぎっては占ひたくなる花びら 秋風に揺れて コスモス
5
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名鈴
ありありと 見えし蜜柑の 放物線 暮色を帯びた 山間の野に
11
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うすべに
風の波 金色の田の畦道に そっと言祝ぐささやかな紅
8
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滝川昌之
松茸は生身で一度仏壇に二度目は炊いた飯で供える
18
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ななかまど
手弱女のようなる茎に山背きて秋桜はいま秋桜の息
13
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朝比奈
仰ぎつつ想へば寂し久方の空のあはいに月は消えゆく
15
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橘
夜会巻きようよう纏め秋一重祖母に贈られ記念の撮影
9
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舞
おんぶされ眠る幼な子いつの日か思い出すだろ父の背中を
7
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音弥
厚揚げなる豆腐の親戚打ち崩しハンバーグと化すヘルシーディナー
15
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天鳥
烏降る柿の顔色いかがかとまだと振られて一羽飛び立つ
12
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ひげじぃ
逡巡を繰り返しても解はなく朝露しみる落葉踏みゆく
11
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桃山
編み物は毛糸玉咥えて遊ぼうと誘う仔に中断を余儀なくされつつ
7
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葛城
明け行けば又も登りし坂なるや路は違へど頂きは同じ
11
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び わ
良く晴れて往きあいの雲空飾り私入れてと満月覗き
9
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茂作
秋の風胸いつぱいに吸ひ込んで 坂道を漕ぐ制服の群れ
16
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へし切
更けにける吾が身の影も秋の夜も言葉の花は咲きみ咲かずみ
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