詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
三様のまじない届くそれぞれに心の深さ湿布に変えて
16
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石川順一
存在と時間を思ふ稲荷寿司初冬の雨は少し冷たい
17
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夢士
逝く君は西方浄土天高く佛に召され安らかなれと
18
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千映
樹木の根相関図のごとあちこちに冬眠しながら春待ち続け
15
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こぐまじゅんこ
子どもらが私のひざに手をのせて絵本を聞いてる読み聞かせの日
8
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滝川昌之
潔癖を自負する彼が音を上げる校門に降る落ち葉の輪唱
26
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へし切
白雲の絶えにし妹の面影に浮浮としまたゆく夢の通ひ路
25
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千映
実家から米が届くという翁コンビニおにぎり買いに行く日々
12
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大野 冨士子
地下足袋の鳶の腰には道具入れ 向こうに見える やつらの妻子
15
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ふじこ
ガタガタと「我を入れよ」と主張する寒がりなのか北風小僧
21
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舞
マッチ売る少女もいない街角に野良猫のそり木枯らしに立つ
12
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inosann
いつかみな煙となって消える身に託す愚かを悟られずいる
26
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秋日好
痩せ衰え胸に手を当て涙ぐむ夫の姿を夢に見た朝
18
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横井 信
誰しもが 四季を通して 実をむすぶ 見守る人の 優しさ浴びて
14
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新座の迷い人
木枯しが 吹きて荒れ寒し 我慢して 冬の到来 堪える日々かな
11
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矢車菊
思い出はどこかに置いていくほうが色が褪せないような気がする
19
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元親兄貴
物分かり悪いやつとの議論ほど心身ともに疲れることはない
10
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千映
落葉掃きするより我が身大切とウオーキングの夫の背中
13
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恣翁
薄荒びしブリキに似たり 其の色は 白亜の崖ゆ 海峡望むに
17
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石川順一
種も無く皮ごと食べる葡萄かなキャベツロールをしんみり食べる
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