滝川昌之のお気に入りの歌一覧
ななかまど
末枯れゆく休耕田の雑草に一炊の夢さめたるを見る
10
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うすべに
吹きわたる北風の笛 枯れ葦の光の隙間に蒼鷺の影
6
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トウジさん
時花はさるならざればゑむなきや季よしなしに妻恋ひ狂ひぬ
4
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KEN
百舌鳥どもの 散らし殘した さくら葉の 赭寒々し 新嘗の朝
13
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きくゑ
ほんのりと未だ青残る万両の実へ声かける今朝も寒いね
8
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ひげじぃ
雨の夜の遠く近くにサイレンの誰か運ばるる氷雨ふる夜に
9
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名鈴
帰る日を 君言ひ置かば かくばかり 心許なく 日を重ぬるか
21
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只野ハル
寂しいのは逢えないからではなくて逢いたい人がいないからだよ
4
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只野ハル
せんべろの軒醒め侘し吐く息に白く霞める冬の月かな
8
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舞
ふっくらとシメジの腹の可愛ゆげなセーラー服の娘のこむら
6
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び わ
黄身しぐれ卵黄餡に取り入れて表面の割れ時雨連想
3
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茂作
蜘蛛の巣に掛かりて殘るわくら葉を くるりと廻す柔らかき風
14
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横井 信
吹き荒れた夜風に落ちた山茶花の朝陽に濡れる白い花びら
11
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うすべに
雨上がり 釣瓶落としの夕闇に濡れ落ち葉踏む重い足音
8
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可不可
猫さんの楽園とは違ふけど 私ごのみ ヒエロニムス・ボス
5
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原磯絵馬
飛魚は勇者か愚者か身ひとつで青を恐れずあをを拒まず
3
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へし切
巷間に 灯りの花の咲き初めて 十一月暮れて もう冬隣り
17
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ななかまど
小雪に遊ぶ子供の腕まぶし光うごけりインディアンサマー
10
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荒野のペンギン
閉じ込めて 色も匂いも 時間さえ 津軽を覆う 冬が来たれり
6
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酒野実
生きるとは人に優るを追ひ求むことと分かるもただ歸りたし
2
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