滝川昌之のお気に入りの歌一覧
ひげじぃ
梅、桜、紫陽花、向日葵、時は過ぎ椿も散りてひとり居の暮れ
10
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名鈴
風を甚み 入りたる紅葉 一文字の 文あらませば うれしからまし
11
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舞
子の掌には広き父の背いつからか曲がりて小さくそれが寂しく
8
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び わ
全勝す囲碁サークルで何故なのか驕ることなく一石熟慮
5
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茂作
朝ぼらけ雲のはたてに鳥立ちぬ 産まれし雛は育ち混じるや
12
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横井 信
雨に濡れ汚れた靴もまた朝の次の一歩を夢見て眠る
11
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萱斎院
鳥辺野にのぼるけぶりのうすらぎて さこそあはれを朽ちし斧の柄
7
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うすべに
玄関で 清めの塩を振ればふと笑顔浮かんで声つまらせる
7
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里香
だめだから、ダメダメだから だからこそ やり直さなきゃ マイナスからでも
11
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可不可
JKまで吹き降ると濡れた生脚 いまぢゃズボン役とか言はれ
4
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ゆ
クリームを 塗つたその手で 椅子に着き レモンに手をかけ またやり直し
4
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ななかまど
鈴懸の冬の陽あびて並べるは師走の街の祈りにも似て
13
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へし切
いにしへに散りにし花のあはれなる この世の外は春にやあるらむ
16
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仔柚
気がつけば惚れた腫れたでマスカラを崩せぬ歳に私もなった
7
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紫草
ポケットに手をいれたまま見上げいるもみじ一本緋色の嵐
9
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きくゑ
冷え切った木造建ての講堂の雲居まで声はりあげた校歌
9
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ひげじぃ
一枚を残して寒し古暦、三十一文字の日々を消しつつ
13
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舞
枯れ柴を焚く香の幽か山の間のひと影もなき竹林の奥
11
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ながさき
大粒の 冷たい雨が 窓を打つ 灰色の空 灰色の雨
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KEN
冬の花 次ひ次ひに 咲ゐて散る 鉛色した 天地の中
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