名鈴のお気に入りの歌一覧
うすべに
なつかしく 比叡おろしのもがり笛 ひとり聞く夜の長すぎた春
8
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KEN
山犬の むくろのやうな 山の背に 月は昇りぬ ほむら色して
13
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深谷真雪
漕ぎ出した途端に小舟熔けだした社会という名の海の片隅
9
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寝惚亭奥地新吾
竹生島経正が袖白竜の現れたるは吉兆なるか
3
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横井 信
冬枯れの朝を見届け満たされぬ下弦の月はしずかに沈む
14
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肘P
白のシャツ翻し駆けてきたあなた 火照る鎖骨は見ないふりした
6
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ななかまど
一日に一首詠まんと言の葉を空に探せば師走の小雪
14
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滝川昌之
溜めるだけ朝陽溜めてはこぼれ落つ冬の泪のごとき結露よ
20
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源 漫
こはごはと生きて世籠る心根の憂さを語れる空き地さへ無し
4
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夢士
朱鷺色に染まる冬空びゅーと吹く風に襟たて暫し佇む
12
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横井 信
沈みゆく冬日を胸に受けとめて暮れゆく町にひろがるチャイム
13
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恣翁
マドロスを気取り ボラードに足置きて ひたひた満ち来る潮を聞きたり
6
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片井俊二
銀杏の木のひと葉ひと葉を訪れる色づく秋と散りゆく冬が
9
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芳立
母と子が歩みしゆけばわれもまた銀杏黄葉の散り敷く道を
3
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灰色猫
冬空の冷たい星が消えてゆく私が微熱を帶びたあまりに
7
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灰色猫
この星に生まれたことの証明に涙の味は海なのだろう
10
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灰色猫
暗闇に北極星を描いたのあなたを明日へ導くために
9
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灰色猫
眠りという小さな駅に停車する静かな夜の銀河鉄道
15
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び わ
暮れていく令和の師走新時代見えぬ明日の出来事想い
4
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舞
降臨す聖夜を待てる北の街雪に煌めくホワイトイルミネーション
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