恣翁のお気に入りの歌一覧
小春空
何回も繰り返して読むことで分かってきたることもあるかな
6
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ガビー
ドラマみたく「探さないで」と書き置いて 君は犬連れ実家に帰る
6
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舞
はにかんで うつむき揺れるポニーテール 刹那の景色 時にも褪せず
9
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茂作
住む人の無き家なれど柿の實の 鳥を戀ふがに色づきにけり
17
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仙人の弟子
夜も更けて 庭の空氣は ひんやりと 虫の音靜か空に薄雲
10
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里香
落ちし葉を しとどに濡らす 秋雨の 重さのごとき 君がひとこと
13
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睡密堂
何もかも投げ出した日に降る雨のぬるく優しく平等なこと
10
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ハーコット
暑すぎた夏のおわりの宵の風うけて氷菓の食べおさめする
8
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音蔵 雅秀
彼岸入る この雨去らばようように 秋の気配と予報の告ぐる
6
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横井 信
雨が来る秋の涼しい風を連れ残暑の街に咲く曼珠沙華
14
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睡密堂
シジミチョウ日傘の中をすり抜けて赤い信号機の上を飛ぶ
9
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薪
押し切って冷たい麦茶を飲んだから 頭の奥がつんとして 夜
4
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水無月
ゆっくりと優雅に羽を煽がせて涼む黄アゲハ薔薇の葉の上
8
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茂作
墓參り 更地も多くなりにけり 去年より繁き山ばとの聲
18
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草木藍
秋微雨白く煙りてやはらかし雨音ひそか草木の匂ふ
10
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仙人の弟子
お屋敷の土塀を照らす月光に こおろぎ浮かび秋はきたりぬ
6
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ななかまど
苦瓜は陽に太りおりぼこぼこの疣に暑さの記憶を詰めて
13
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音蔵 雅秀
途絶へしと 思へど寒蝉まだ鳴くや 蒸し暑き日々まだつづくらし
6
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音蔵 雅秀
友よりの 暑中見舞ひに子犬の絵 何か見つめる目姿の良し
6
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桜田 武
金色の稲穂刈りゆく秋の景コンバインの音爽やかに響く
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