日置鳩子のお気に入りの歌一覧
コタロー
六月の朝陽を浴びてウオーキング見知らぬ人に微笑み貰ふ
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とはと
和紙剥がし拍子に乗せて片手間を惜しまず歌う祖父に見習う
9
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関山里桜
秋風に身をすぼめてはほのめかす握ってくれぬ指の冷たさ
11
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千草ななせ
おもちもち。もちもちもちお よく食べる。おもちの味も 分からないほど。
6
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へし切
春來ぬと梅の蕾のほころびて梢さはがしうぐひすのこゑ
24
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詠み人知らず
母の梳くブラシに 残る髪の毛の細きに 隠せぬ齢思ひつ
20
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舞
紅葉のふるさとの山懐かしむテレビ流れる故郷訛りに
11
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へし切
何もない何でもないと呟いて老いのひと日は静かに暮るる
24
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灰色猫
誕生日ケーキのいちご奪いあうフォークくらいの幼い銃声
20
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悠々
かなしみは海見るたびに海にあり山見るたびに山に積もれり
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西村 由佳里
音楽に導かれつつ着いたのはアメがもらえるゆうちょ銀行
9
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ゆみうさ
蜜色の明かりの注ぐキッチンに魚のお腹が開かれている
11
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逢桜カイン
数え歌唄う老婆がぼんやりとただ北を見てソ連と呟く
16
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日向猫
夢に見た約束の地は蜃気楼 モノクロームの封印を解け
21
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島井うみ
会う時はいつも水曜夜10時つまりそういうことなのだろう
5
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inosann
「ピーピー」の音に急かされ戸を開けてレンジの中の甘酒飲むなり
21
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ひの
最小の単位で夏がここにある歯をプチトマトに立てる瞬間
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胡桃
今どこで誰と居るかは聞かないが 生きているかは報せておくれ
7
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工藤吉生
ぼくは汽車、汽車なんだぞー! と駆けてきた子供がオレにぶつかって泣く
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あまおう
B型は二分たったら、もう昔。きみの答えは白亜紀である。
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