横井 信のお気に入りの歌一覧
飛和
雨が降るのを待っていた紫陽花のフリルの傘が次々ひらく
4
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可不可
ヱッシェンバッハ指揮する マーラーのアダージェット 今さら乍ら ベニスに死す
3
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うすべに
こもれ陽に手のひら揺らすこしあぶら 手折れば春のときめきもどる
7
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滝川昌之
大谷が投げた打ったの比じゃないと赤子背負った弁当屋店主
13
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只野ハル
棄てたもの思い出す夜後悔はないが懐かしむあの手触り
3
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ななかまど
梅雨の間の風が奏でるセレナーデ静かに人を想う夕べに
13
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凌霄花
堀割りの柳も粋に夏姿天領倉敷風の清しさ
12
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トウジさん
小窓から覗く街並み朝露に色をなくしてまた色をなす
7
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830
老いてゆく母の顔見た帰り道涙出るのは暑さのせいね
8
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トウジさん
訳知らの男そなへる紫陽花の好まぬ由や聞かずが名残
6
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へし切
梅雨の間のひかり愛をし 散歩道 鴨の親子に孤独を慰む
10
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KEN
五月雨の 気配まがひぬ 香触森 岩間の松葉 南風爪弾ゐて
11
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詠み人知らず
梅雨曇り 足踏みばかり 雨を待つ 靄のかかりし 心かばいて
6
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花井和
百年前ぼくが灯台だったころ送った灯光が馴れ初めでした
6
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なりあきら
涼風が 木々を揺らして 吹く朝に 枝から枝へ 椋鳥が飛ぶ
5
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舞
塔ひとつ 名亡き地に立つ うつむいてわが影を踏み 踏みて向かえる
5
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夕夏
こちふけどにおいさとれぬかざみどりはなのきせつもあめにながされ
2
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夕夏
さんねんめそろそろうわきぱんでみっくもけいけんいきずざんねんに
1
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詠み人知らず
梅雨越えて 夏本番に 怖れては 暑さに弱い 体を擦る
6
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夕夏
かぜいにはせきにんのありせいふにはこていしさんにたいするしこう
1
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