まるたまるのお気に入りの歌一覧
ほたる
手のひらに水受けることの心地よさ季節の色はさ緑になる
16
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キタハラ
雨上がり死体のように転がれば虹を見つけてしまう春の日
16
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青木健一
およそ目の届く範囲に楽園や殺戮はないそういう午後だ
16
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紫苑
オキザリス咲きつる道のいづくにか遇はむと探すひとの影見む
10
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林ユキ
くるしみを解き放ちたい柳絮舞ふ空みづみづと透きとほりゆく
15
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山本克夫
金魚鉢あふれるように真昼間の夢の続きを反射しましょう
11
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浅草大将
よろづ代に結ぶゆかりをことほげば色もめでたき亀戸の藤
14
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芳立
眺むれば足もと見えず辛き瀬を幸となすべき一すぢの道
14
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三沢左右
ひと音に吾を縊るかにメロディを紡ぎて至るレクイエムあり
13
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三沢左右
寿きのひと声高く響きけり暗き道より出づる朝に
7
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光源氏
人は人 何をためらふ浜千鳥寄せては返す歌を忘れて
21
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きりあ
卓上に鉛筆の影さして春頬づえついたわたしはいない
7
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ほたる
振り向かず雑踏に君が消えるごと春が去りゆき取り残される
11
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狭霧
冷え残る朝まの庭に瑞香の重く薫れる鄙の遅春
6
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浅草大将
残しおく春のかたみの手づくりに花を染めたる玉がはの水
18
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紫苑
パクス・ショウワニカ脆きを知りて今にあればこのままふたり恋をしようか
6
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三沢左右
真夏の夜マナーモードの携帯に明るい声で残る伝言
22
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三沢左右
夜の雨にさっぱりわからないジャズを愛しく思う屋根のインプロ
10
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浅草大将
浪の色もうつろひにけり若萩のしげりそめたる野路の玉川
15
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紫苑
異国とて彼の血に溶けむそらみつ大和にあらめ怒鳴門鬼韻
10
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