絮谷新のお気に入りの歌一覧
光源氏
紫陽花の一雨ごとのやすらひに小夜の衣の色もまさらむ
18
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恣翁
張り切れる トマトの膚に 歯立つれば 赤き雫の滴りにけり
22
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くらら
満天の 星は各々 輝けど 光の強さを 競いはしない
22
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只野ハル
麦秋に淋しさ覚ゆ初夏の夜麦酒の苦み飲み下しつつ
19
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野々花
母さんの形見の浴衣露草に少し早めの蛍がとまる
19
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野々花
蜘蛛の巣に阻まれ翔べぬたんぽぽは大空知らぬ私の心
13
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舞
飛行機の雲の伸びゆく夕焼けの先にはあるや愁い無き街
22
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野々花
恋歌を詠う私の唇をからかうように涼風が吹く
12
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なかしぃ卿
しとしとと雨が滴る梅雨入りに錆し我が身を持て余しけり
4
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たけくらべ
寄る辺無き我が身とぞ知り柏舟の操を捨つる海人の通ひ路
21
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優器ルミネ
熱帯夜 尾が切れ一人 横たわる 人魚を真似た 淋しい金魚
5
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リクシアナ
藍染めの祖母の片袖つめ草の青さ匂いし幼きあの日
22
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沙久
ギリッ!という 音がしそうな 眉をもつ 父の後ろには 同じ眉構え
13
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へし切
思ひ出づ山ほととぎす汝が鳴けば帰らぬ人の恋しかりけり
31
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恣翁
露深く 草色に染まる靴先に 青芒こそ 影を沁むらし
19
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詠み人知らず
「アリさん」を連呼しているマスコミよ モハメドアリは引っ越しなのか?
18
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橙田千尋
図鑑には載らない僕ら死なないよ毎日野菜ジュースも飲むし
3
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沙久
「分厚いじゃん。何入ってるの?この財布」「果てない宇宙。」と言ってみようか
14
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夢士
鳴き交わす鶯の声青き空里山に在り木々の風きく
16
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呉竹の憂き節
思ひやる神奈備山のほととぎす五月闇にも道しるべせよ
3
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