絮谷新のお気に入りの歌一覧
コーヤ
ペダル漕ぎ堤防のみちひた走る汗ばむ頬に川風優し
23
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沙久
「円滑」のために繰り出す「嘘笑い」 娑婆ではないここで生きるために
13
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沙久
広場には エネルギーが 混在し 老若男女 一点を見つめ
12
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りんす
いいことがひとつあったらまた明日つり革に小指をかけましょう
5
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野々花
言いかけた言葉をさらい風吹けば哀しき色の雨が降りだす
15
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千映
派手派手な花柄傘が部屋の中干せば回りが明るく見える
15
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リクシアナ
人は行き色は移ろいほととぎす鳴けど定めの逢坂の関
19
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舞
酔い歩むビル谷の底寂しさに空見上げれば雲に閉ざされ
13
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野々花
遠き日の白詰草の冠がこの髪残り白髪に変わる
18
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沙久
次はいつにしますか?とめくるカレンダー ふいに世界は七月となる
20
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コーヤ
高貴なる夢を忍ばせ微笑んだ月下美人は一夜の命
20
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橙田千尋
髪洗う時にタオルで覆われてメメントモリと肌が触れ合う
3
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呉竹の憂き節
祈りつつ日ごとにかへるとこ夏の花は塵さへ光なりけり
9
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光源氏
さなきだに雨の夕べのかなしきにそぞろ寂しき化野の里
23
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美津村
湿りゐる地底の匂ひ流れきてわが乗る電車隧道を行く
15
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リクシアナ
文字盤にともる十九時出発のローカル線でむかう短夜
22
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橙田千尋
空白の体育委員を決める時永遠に包まれる教室
4
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光源氏
灯し火の影に寄りそふほととぎすまた濡れそむる古寺の径
20
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呉竹の憂き節
頼まれぬ憂き世はよそとながめても月すむ夏の霜のさやけさ
6
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月虹
揺れるゆれる心は重さを持たぬから愛しい人の吐息のままに
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