詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
青き銀椀
あかねさす君が朝にも清しさは葉にひとしづく残す春とも
14
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青き銀椀
あかねさす日にわが天ゆ奥ゆきに飛行機雲の果てしなきかな
9
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灰色猫
花を待つ桜の下に埋められた屍体も春を願うのだろう
21
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横井 信
こいのぼり さくらの花を見送ってやさしく泳ぐ夏色の空
24
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幸子
あまりにも時間がかかる食べてから満腹中枢満たさるるまで
10
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可不可
アタシって言ってみろよと頼まれて 使ってみたら照れ臭かった
11
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コタロー
花筏微かに搖らす池の面にひよいと浮き出る龜の顏あり
7
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コタロー
紋黄蝶ひらひら舞つて我の前樹々の奧へと迷子にさせる
7
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滝川昌之
朱に輝る(ひかる)月に会わんと待つ窓を焦らす春風雲をはらわず
20
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神田央子
身内とは縁切れしこと支援課に告げし後見る去りし子の夢
7
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KEN
夢に泣き 濡れた乙女の 睫毛かな 雨上がる朝 堤の杉菜
12
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横井 信
冬鳥はさくらを追って去りにけり吾が手のひらに残るぬくもり
15
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夕夏
しゅうにゅうもじんこうみつどべんりさもかくさひろがるとかいといなか
9
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青き銀椀
華やぎぬ花は咲きつぎ一日を過ごししあとの真夜の満月
14
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へし切
愛おしき孫をいだける喜びに浸れることは命なりけり
21
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灰色猫
黄泉までの旅の始まりしめやかに水辺を流る花の筏や
23
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可不可
花片だけ鱗みたいに貼りつけて遠すぎる海へ還って往く
8
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滝川昌之
ポン、ポン、と二回頭に手を置いて家事労えば妻も週末
21
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falcon
学校へ新入学の弟の手を引く兄に花舞ひやまづ
7
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千映
八重咲きの水仙三輪顔並べ三姉妹かと水掛けのたび
8
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