Chicoのお気に入りの歌一覧
松本直哉
ひとことも口をきかずにすぎし日のをはりにかをるくちなしの花
8
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横井 信
風を連れ蝶は空へと舞い上がる僕はただ待つみどりの香り
15
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まりこ
全員の髪が濡れてる金曜の電車はやさしい空気に満ちて
9
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まりこ
天井に水の模様がゆれる朝 もうこれでいい、これで良かった
14
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まりこ
コンタクトレンズを拭いさる世界、透明になれ透明になれ
4
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まりこ
冬の陽を掬って飲んだりできそうな薄い白磁のお椀を持って
8
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まりこ
寂しいと思う心をくれたひと、あなたのせいでいつもさみしい
32
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只野ハル
なななのか続く初盆過ぎたなら一人旅など思うこの頃
7
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うすべに
両腕に野の花抱いて旅立った かかえきれない未来残して
13
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青き銀椀
バラを見て何も思はぬ人のゐて考ふる事多き人なり
14
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春咲
明けぬ夜も世にはあるらし 愛し子を知りて知りたる悲しきことわり
18
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高松 蓮
遠慮なく 太った痩せたと 言う君の 視線の先には 霞む三日月
4
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コタロー
坂道を自轉車漕いで投稿す女學生等の呼吸の激し
5
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コタロー
朝風呂の後の散歩の清々し風に吹かれて空飛ぶここち
18
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灰色猫
あさつゆの萌ゆる若葉のあさみどり夏の予感に匂ひ立つやな
33
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灰色猫
初夏の睡蓮鉢の浮草に安らぐように琥珀のめだか
26
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芳立
はつ夏やふたり過ぎゆく若人は恐れなかりしわれらなりけり
4
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KEN
風毎に 散り積む藤の 蒼の中 稚兒百合の花 ぽつりぽつりと
16
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舞
憎たらし口きく妻も吾れ逝かばいかにか過ごす独りねの夜
10
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falcon
改元の喧騒去りてさみどりの表参道わかばの並木
7
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