御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
ななかまど
日溜まりで憩う蝶々にどれ程の時や残れる短かし秋日
15
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広葉樹
自らの体験語らず逝きし父の遺品に在りし被爆者手帳
8
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萱斎院
すべもなく雲にかくるるもちづきの みてばかならず欠くると思へば
4
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萱斎院
夜半またで山におつるや三日月の なみだ見かくす眉とも知らで
4
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舞
音もなく滴る雨はしぐれゆく人にものこそ思わせて降る
9
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詠み人知らず
音もなく枝伝い来て色の葉に雫は映えり降る秋の雨
9
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横井 信
雨に濡れ艶やかになる熟柿に十一月の風は冷たい
10
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うすべに
虫の音のすっかり絶えたお風呂場の 鏡のくもりに秋の深まり
10
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卓
寒空の 川面を伝う 秋風に 流す涙も 落ちず消えゆく
4
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日々草
久々の湯の熱つれて晩餐へ 宵の風さえ暖かく吹く
7
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詠み人知らず
溢れ咲く想い零れてみつみつと甘く囁くオスマンサスは
4
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横井 信
ふんわりとささやく声の広がってゆっくり歩く晴れた陽だまり
11
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舞
もみじ葉の 赤や黄を敷く 杣道の 木洩れ日行けば 熊追いの鈴
7
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ながさき
道の辺に 咲く花愛し さりげなく 道ゆく人に 微笑みかける
13
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村上 喬
君の名を思い浮かべて鰯雲の流れ行くさき明日は晴れると
10
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村上 喬
秋深し流るる星のその下に一つ生まれたさようなら
13
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凌霄花
朝まだき始発電車の声優し朝霧立ちて吉備路秋ゆく
13
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広葉樹
陽に浴びて日に日に萎む筆柿の未だ干なくに待ち難きかな
12
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風小僧
堤防の右から野球部、左からボート部の声聞こえくる秋
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風小僧
七色の光が集まり透明になれるんだったら私だって
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