夢士のお気に入りの歌一覧
里香
君とおる 衣ずれの音 風かおる 頬をかくして その背みつめる
5
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里香
月さやか木々に闇のやどる頃 空をあおげばあらわる星星
9
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ななかまど
おおき葉を大地へ返しプラタナスあずかり知らぬ顔で立ちたり
8
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滝川昌之
手水舎に映る紅葉と浮くモミジどちら掬えど小々波の立つ
19
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うすべに
すれちがう きみの香りに振り向いた あたしを笑う見知らぬ背中
12
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横井 信
雨の降る暗い廊下ですれ違いそっと身を引くしずかな呼吸
14
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灰色猫
導なき明日に迷えど星々はどんな夜でも僕のコンパス
11
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舞
子の毎に色やかたちの異なった翼震わせ冬の通学
4
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名鈴
定まれる 世の慣らひにも 疑ひて 他を探るは などてか悪しき
13
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里香
霧深く焦りなだめる雨がふる 時が止まったように思いにひたる
5
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里香
ゆずらばや 唐紅は 君が色 野草のごとき 我にしあれば
10
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ながさき
人々の 心の底に 秘められたダイヤモンドを 仏性と云ふ
14
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ななかまど
ありあまる時間を今日も浪費する角から角へ新聞の旅
13
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西村 由佳里
ポトポトとコップに落ちる濃い黒は眠たい私の輝ける色
5
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西村 由佳里
木枯らしもあられも雪も見ていないそんな師走の半ばの夕べ
7
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滝川昌之
気忙しき師走の古都の段葛 迎春支度に行き交う人の
22
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うすべに
橙に混ざった黄色が眼にしみる 祖母のたよりの南国の空
7
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恣翁
柚子皮のマーマレードと珈琲の 香は深くして 冬ぞ来にける
15
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灰色猫
さあ早く十二星座を巡りゆく汽車へ飛び乗り旅に出ようよ
10
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灰色猫
小惑星B612の赤きバラ涙をぬぐい気丈に咲いて
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