御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
しきしま
竜田山峰の紅葉うつろはば心を染めよ思ひ出にせむ
3
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詠み人知らず
散り染むるもみじ葉おはす道祖神添はれて嬉し高野の杜に
7
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シダ
帰るべき海もはやなく埋立のゆふべみな門の陸にたつ雨
6
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奥月汀
どちらかといえば愛よりさみしさを分かちあうため言葉をつむぐ
8
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奥月汀
ぬめらかな運河のうちに閉ざされてふたり彷徨うさかしまの街
9
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詠み人知らず
生まれ落ち玄きを惑ひ怖るるも温み抱かれ生きるを習ふ
4
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恣翁
袖垣に絡みて咲ける朝顔の 哀しく映る暮秋の手水
15
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灰色猫
ぬくもりを受け止められる手のひらを授かり生まれ湯呑を包む
11
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ななかまど
秋の陽はそろりそろりと知らぬ間に畳を這いて襖を照らす
14
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凌霄花
うすずみの雲の簾をまき上げて鬼ノ城はるか菊かおる朝
12
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へし切
欠伸して 猫も微睡む小春日の 風はやさしく 冬 近き頃
12
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舞
仔犬らの雪の野原を駆け巡るごとくに駆けるサッカーの子ら
7
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茂作
すずなりの柿色を増すかどの家 主病みしと人の傳へる
12
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横井 信
暗がりに小さく虫の鳴いている秋の夜道に星をかぞえる
8
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日々草
霜月の朝の空気を飼いならす羊を編んで作ったセーター
7
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高村七子
終はるため生まれ来たるやもみじ葉はみどりなる頃より火のかたち
12
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奥月汀
首筋にちりばめられた秘めごとをタートルネックと分かちあう朝
8
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住川幸
人間と証明されたひとの背を離れ飛び立つ翼あるもの
3
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滝川昌之
掃き清めどうぞと空けた石畳 参道を今もみじ葉が逝く
17
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さいおん
木津川 路往波 數々 番之蝶 舞日此頃
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