夢士のお気に入りの歌一覧
コタロー
寒晴を遊具で遊ぶ幼子の元氣な聲に笑ふ大人等
8
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ななかまど
夏の日の悲喜かさなりてあるごとく裏に表にもみじ葉の顔
9
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滝川昌之
杉玉に暮れの薄日が促せば並ぶ酒樽 水引纏い
17
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千映
母として妻としての日々よりも人として動く日々の増えたり
10
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うすべに
水鳥の羽交いに降りた霜ゆるむ 池のおもてに朝霧の立つ
6
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横井 信
年の瀬も元気な声に誘われて淡いひかりの届く街角
10
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萱斎院
長き夜をうきねの鴨のはがひにも 朝日にとくる霜のたまみづ
6
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うすべに
なにとなく気ぜわしさ増す京の町 格子戸急かす振り売りの声
11
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横井 信
あたたかな布団抜け出しくもり空 ひどい寝ぐせをおさえて歩く
14
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KEN
子らもまた 牙持つ神と なりにけむ 母噛み碎く 猪肝を食み
7
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灰色猫
星の歌とどくでしょうか星の歌きれいでしょうか青い星より
11
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名鈴
悲しびは 我のみならず それぞれに 満つと知るこそ 大人なるべけれ
18
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舞
雪の積む仄の明るかる闇の夜はひとを偲びて哭くによき夜
8
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洩矢転石
音は止みぼくらの間に伸びる闇夜の隙間に落ちてく光
4
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ななかまど
分けあいて小腹の足しにとミラノシー少し多めを吾にと妻は
8
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滝川昌之
小春日を告げてメジロは植木屋が落とす松が枝 横目に渡り
14
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滝川昌之
溜めるだけ朝陽溜めてはこぼれ落つ冬の泪のごとき結露よ
20
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うすべに
なつかしく 比叡おろしのもがり笛 ひとり聞く夜の長すぎた春
8
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KEN
山犬の むくろのやうな 山の背に 月は昇りぬ ほむら色して
13
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名鈴
物語は 心の御饗 やも知れぬ 度度聞きたし 子に語りたし
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