詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
アリアドネ糸を失くしてラビリンスひとつの灯影の下 蹲る
11
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ふじこ
富士見湖の水面にしづく舞橋やいつぞ飛び立つ田鶴にかはりて
18
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秋日好
友人の宅前停まる救急車刻限きたかと心鎮める
16
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工藤吉生
うながされ選んだカード一枚と再会果たす手品師の前
6
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和竹
瞬間に同じ思いの歌人の夢想の中に恋い慕う心地
6
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inosann
二十代を棒に振りし如ひこもりを採用せんとす企業の着眼
18
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ななかまど
庭にある紅葉の赤を後ずさり後ずさりして鏡に写す
10
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ユキ
たくさんの 嘘を重ねた 大丈夫 いつか壊れる ときを知っても
7
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詠み人知らず
ゴヂラ歌のぞいて下さり有難うコアなファンの御目に恐縮
5
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千映
腕からの採血無理と手の甲に刺された針の痛さまだある
13
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舞
何となくひとの恋しき秋の暮れ熱燗すする立呑みの隅
13
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とはと
稲を指し在り処輝く金色の山の下行く労わり共に
5
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び わ
渋かった干し柿にして変身す甘く味あり食べるのおしい
6
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詠み人知らず
落武者の祈り遁れ遣る 蓮華縫い水隠れなして終こそ離れめ
11
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吉野 鮎
山茶花の一輪ほどけまた一輪蕾の先のやさし桃色
21
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吉野 鮎
櫻道彩の葉の散り盡くし木の下山茶花桃いろ一輪
12
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吉野 鮎
小春陽の櫻並木の裸枝透かすひかりの眩しき朝
19
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吉野 鮎
櫻道とりどりの彩葉に染めて散り積む朝冷た雨降る
17
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吉野 鮎
霧深き明けやらぬ道鈴の音の近づきてくる霧おし分けつ
13
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角谷守
電柱が煙突になり 夕暮れの薄い光は粒子の記憶
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