夢士のお気に入りの歌一覧
千映
刺しかけの刺繍の糸の催促に見ない振りして師走駆けてく
8
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うすべに
かぼちゃ煮る母の背中の湯気の色 柚子の香りのやさしさに酔う
13
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横井 信
冷えてきた冬至の夜に読み終えた本を閉じれば柔らかな雨
14
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灰色猫
花の名や鳥の名前や星の名をたくさん学び散歩へゆこう
9
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灰色猫
病床のあなたの元へ届けます両手で包んだ星降る音を
10
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KEN
さざんかの 夜雨に消ゆる 影追へば こころに散りて としよつむづき
8
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舞
雪道を手をたづさえて爺婆が歩み歩みゆささえあいつつ
7
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名鈴
子は既に 高く聳えて 長長し 然れど見ゆるは 幼き面影
10
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秋日好
追いついた生誕準備にほくそ笑む駆け込み乗車の綱渡り好き
10
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林林
空ってさこんなに広かったっけかな自分で自分の呪縛を解こう
12
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西村 由佳里
いくつかのなすべきことの一つ終えほうびのように見つめる寝顔
5
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うすべに
帰り道 愛宕おろしにまるめた背 ほっと息つく町屋のあかり
10
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横井 信
せわしない冬至の朝の影長く歩道に描く今年の歩み
13
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KEN
狩人を 哀しく見詰む おほかみの まなこと思ふ 風奧の星
8
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灰色猫
暗くなく明るくもなく淑やかに病んだ心に星はやさしい
10
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灰色猫
女神よりあなたの星に導かれたどり着きたい楽園がある
6
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舞
傍らの妻の寝息を聞きながらまた寝入りたるただ安らけく
4
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林林
縛られていると思っていたものに守られていたと気付くさよなら
17
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名鈴
思ひ人 恋の心根 推し量り 我をはしたなめ さがなく笑ふ
8
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コタロー
冬麗の池に浮きたる水鳥の彩なす羽根を見てゐて飽かず
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