柊+のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
シチリアの風を溶かしたレモネード デキャンタの汗爽やかにふく
16
もっと見る
へし切
はやる気を抑へて望むワクチンのなかなか番の巡り来ぬ中
12
もっと見る
御宿川蝉
逢ひ見しは 花の散りしく 月の宵 便りもなくて 五月雨の泣く
8
もっと見る
御宿川蝉
鶺鴒の 尾羽を振りて 歩き居り 草取り終へし 晝下りの庭
8
もっと見る
横井 信
雨に濡れひかる若葉の並木にはぽつりぽつりとひなげしの花
11
もっと見る
ななかまど
物干しの真白きシーツ秩序なく揺れて物憂い夏の入り口
10
もっと見る
蔓葵
夏やとき初音や遅きほととぎすあやめも知らぬ雨のふるさと
13
もっと見る
滝川昌之
車窓には凛々しくなった夏山が濃さを増しゆく白雲載せて
16
もっと見る
横井 信
田園ののどかな風に舞う蝶の水辺に遊ぶやさしいリズム
10
もっと見る
ななかまど
皐月にはいい想い出があるごとく牡丹の紅を離さない女
9
もっと見る
あぶく
街路樹の緑こぼれた雨あがりウーバーイーツの飛沫がはしる
12
もっと見る
葛城
初夏の陽の陰を設けし一本の夏柳に寄り喉を潤す
15
もっと見る
草木藍
しとしとと若葉を濡らす翠雨かな窓より眺む安き休日
7
もっと見る
へし切
遣る瀬無く コロナを憎み「豚まんは肉まん」などと 笑ふしかない
11
もっと見る
名鈴
めでたけれど うら淋しかる 片葛 日は押し照りて 晴るる眺めに
7
もっと見る
音弥
買うべきか買わざるべきか悩めるもランクルプラドに広がる想像
8
もっと見る
へし切
五月雨に寝も寝られずに短か夜の夜深く鳴きぬ山ほととぎす
15
もっと見る
ななかまど
右の手と左の足が躊躇なく動き出すとき手応えのあり
8
もっと見る
滝川昌之
掴もうとウリ科の蔓はこの初夏の光も風も手当たりしだい
19
もっと見る
KEN
弦絡め 空を乞ふかは 豆の花 身の丈に成る さや摘む朝に
9
もっと見る
[1]
<<
43
|
44
|
45
|
46
|
47
|
48
|
49
|
50
|
51
|
52
|
53
>>
[60]