さいおんのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
スーパーの鮮魚売り場で食材を選らずに歩き求める冷気
12
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雨夜
あらかねの土の午睡にほろびざるものをおもほゆ炎ゆる長庚
9
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小林道憲
山村のわが古里に佇めば 時を忘れて遊ぶ児らあり
7
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KEN
豆の花 白く小さく 朝の庭 戰に焼かる 土思ふごと
12
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茂作
容赦なく空も大地も大暑かな 命惜しまず蝉鳴きわたる
35
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へし切
むらさきの高き木末の花ちりてかなしく薫る桐の下風
14
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横井 信
夏色の空に浮かんだ真っ白な雲がまぶしい日曜の朝
10
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音蔵 雅秀
この命捨ててまでもと慕ひ詰め 破れし戀も青春の節
3
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ぜんまい時計
開墾の原野に倒す椋木の断末魔にや蝉の一鳴き
10
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睡密堂
朝顔の種の形を覚えてる双葉もつるも花摘む我も
8
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KEN
弘法の 杖の不思議に 肖ゆえむと 山井の澪し 頭にかぶる
10
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舞
いつまでも かくあれかしと まだわずか つやの残れる 妻の肩揉む
10
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へし切
気温よりお寒いかぎりか 支持率を横目に見やる 猛暑の街角
9
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ななかまど
熱帯夜ため息ばかりのこの暑さ雪の降る日は来るのだろうか
12
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恣翁
図らずも 軒を掠むる蛍火や 夜風にひとつ流されぬらむ
15
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音蔵 雅秀
懸命に野球に生くに無念やな 今なほ白球追ふやあの空
5
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小林道憲
つれづれに 古き本をひもとけば 遠き日浮かびぬ 朱く線引く
6
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小林道憲
日差し浴び 今一斉に稲穂出て 真昼の道に その香漂う
4
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茂作
朝ぼらけ今日採るはずの西瓜玉 食はれて悔しけだものの跡
13
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よひら
朝霧のなか睡蓮が花開き今日を生きると誰かに告げむ
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