芳立のお気に入りの歌一覧
山桃
足止めて夜の妖しに聞き入れば鯉の尾ひしと水面打つらし
8
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紫苑
訛なきことばを話すさびしみよ吾を冷たしと言ふひとありて
19
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紫苑
はなびらのくれなひに染むひと夜あらば浅茅生の宿にいのち果つるとも
9
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浅草大将
沖つ藻の島に寄る辺の草まくらゆふ波ちどり今宵いづこに
5
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浅草大将
ゆふ去れば立つや霞のからころも鬼怒の川面に春おぼろ月
9
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山桃
遠近に野焼きの煙たつみへて物見の鳶に春のせはしき
6
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たんぽぽすずめ。
歳の増すほどに帰らぬ春と知り短き花の光り愛でしも
31
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山桃
学徒の身動員されし愛知時計叔母は頭を吹き飛ばされぬ
5
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光源氏
亡き父は伊勢の社の護り人とどかぬ弾をむやみやたらに
24
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光源氏
春かけて花の色香にほだされて鏡もくもる闇のうつつよ
12
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光源氏
春の陽のかすみに見ゆる梅の花いとしもふれぬ袖も香れる
6
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光源氏
朝霧の八重の櫻を愛でまどひ口遊びとぞさすらひし君は
12
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紫苑
雲隠れしてこそ恋の上手なれほむら抱ける夜半の月影
19
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悠々
いまむかし恋の栖を尋ぬれば河原に咲きしゆふがほの花
13
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浅草大将
風の音の遠つあふみぞ思ほゆる今は古奴美の浜に待ちつつ
6
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山桃
枯れ枝を渡る目白の声清く空の中より応へるも聞こゆ
8
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まるたまる
春の陽に心を緩めてうっかりと秘密を漏らす一気に萎む
8
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水中あやめ
かれはてて舟のなづむを住吉の神のしるしはむすびやはする
10
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紫苑
野に生うる蕗摘み来たり煮附ければ身うちに浅き春の心地す
15
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光源氏
夢にてもかへすがへすのほととぎす花散里の魂のゆくすゑ
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