恣翁のお気に入りの歌一覧
聴雨
つはぶきの花の命の短かさを知るや知らずや冬木立哭く
13
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聴雨
冬枯れの野に吹きすさぶ風に知る路傍を照らす石蕗の花
13
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横井 信
ひんやりと寝ぼけた町を包み込み朝の刈田に立つ秋の霧
13
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音蔵 雅秀
ススキの穂 連なり揺るる白き帯 夕陽を浴びて黄金に映ゆ
7
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茂作
禪室の障子に映るもみぢ葉の 影の搖らぎて風あるを知る
16
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継海
四台のショベルカーまだ空に吠え店舗跡地に夜空が覆ふ
5
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仙人の弟子
墓参りかつて一緒に笑った日思い出すかな 秋の薄日に
9
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痴光山
病院で車椅子の夫へつい小言 憂き老夫婦に周り目を伏す
9
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滝川昌之
幾人の山男たちを温めたか小屋の毛布はやや湿っぽく
16
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舞
もえいでる 黄の葉 公孫樹の ひとつ木の 神坐しますと思わせる色
8
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よひら
空爆の瓦礫に人の集まりて救出するに敵味方無し
5
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よひら
冬の朝駆け込み乗車で出勤し犬に手を振る君に幸あれ
6
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継海
父宛に叔母より肌着届きをりいつもお世話になりますの文字
7
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睡密堂
鶴を折る夜も眠れず折る鶴の跳ねた尾に似た心電図波形
6
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こぐまじゅんこ
ばあちゃーんと大きな声で手を広げ駆け寄ってくるもも組のさち
6
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千葉 甫
窓開けて部屋へ入ってくる風の一夜でめっきり持つ肌寒さ
6
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横井 信
冷え込んだ朝に咳する秋の日の淡いひかりは刈田に遊ぶ
13
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うすべに
柿をむく祖母の背中のひだまりの ぬくもりもとめ蝶々がとまる
13
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こぐまじゅんこ
さっちゃんにオカリナを吹いて聞かせます自然にからだがゆらゆらゆれて
7
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夕夏
ずうじつのあきとおりこしふゆもようこうようせずにおちばとなりぬ
5
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