庭鳥のお気に入りの歌一覧
紫苑
懐しき声くぐもれば携帯のさきにしとどの雨にほひけり
16
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捨丸
口に入るうぐひす餅も腹なかで うましうましと春の鳴き初め
5
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おおみはじめ
一週間返事がないということの意向はしかと承った
28
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紫苑
空の涯あえかに溶ける紫をいかに詠まむと惑ひをりしも
15
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おおみはじめ
貸し出した笹井宏之歌集には歌が添えられ戻りくるらし
19
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半格斎
花たちも何か云いたいそよ風にゆららかなりし早苗月かな
8
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水葉
朧月はるかにかすむものならばのばす手押さえも想いとまらず
4
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緋色
両ひげに光蓄え行く猫が飼われてたなど誰が知るだろう
7
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たんぽぽすずめ。
平穏な鸚哥へせめて三畳を森とするため汚す作業着
13
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浅草大将
一群の菜花は土手に咲き初めてなほ陸奥へ行く汽車は来ず
25
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みみ松
葉を喰らいただひたすらに命継ぐ虫を目にして何を知るべき
6
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みみ松
他愛ないお喋り止める地震警報揺れる時間差距離まで教えて
6
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半格斎
荒田にも春來るらし畔肩に雪を分けてやふきのとうかな
12
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半格斎
二尺余の竹よりいずる湯の筋を兩手ですくひ今をおもはむ
10
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芳立
桜木をわれも植うべし復興はむかし話とおぼえしかども
12
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詠み人知らず
屋上の風に泳ぐスカートの裾からかなしみ溶かしていった
6
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詠み人知らず
あきくさの結びて露となる音を吹きな散らしそ宮城野の風
22
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falcon
カルタゴも羅馬も踏みていくうつり民は彷徨ふ自由への道
5
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falcon
地は裂けてむなしき腕なみに消ゆひとはかくまで哀しく弱き
17
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浅草大将
ひさかたの月のひかりに一すぢの望みを誰かみやぎ野の空
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