紫草のお気に入りの歌一覧
鴎
今日もまた人と繋がる事はなく宇宙にぽつり肉片がある
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鴎
胸の音聞こえるかしら皆はただ一人一人が一人でいるの
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さえね
一条の星の軌跡を呑みこんで夏の夜空はかくまでも青
11
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詠み人知らず
腰かけた小部屋の壁の周期表 ニッケルあたり かなりスッキリ
17
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工藤吉生
つり革に頭ぶつけて立ち上がり男は冬の駅に降り立つ
7
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詠み人知らず
密やかに毒針を持ち和やかに 殺意を磨く 素敵なアナタ
19
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詠み人知らず
昨年の風を含んだ扇風機 ホコリと過去を 水に流そう
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詠み人知らず
しゃきしゃきのレタスで巻いたレタス喰み 贅を尽くすに 紙幣は要らぬ
24
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浅草大将
時にしとあめの恵みもふらんすに明日の実りの種をまくろん
7
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詠み人知らず
そうやって敵を増やして偏狭が ぼくの面積 針ほどにする
18
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千映
寝押しする襞スカートが気になった中学時代は過去の過去なり
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灰色猫
誰ひとり訪ねてこない玄関の靴を揃える生きるきちんと
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灰色猫
公園の真ん中にひとりどっしりと日向に眠る猫の風格
24
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び わ
庭先に妻の育てし紫陽花が模様散りばめ初夏をつげてる
11
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秋日好
網友の声の薫りを嗅ぎたくて詠いかけては文字の色見る
21
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みやこうまし
ようこそと挨拶呉れし紫陽花の色それぞれに我を手招く
17
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あゆか
せせらぎを食らう水力発電はうちの敷地を横取りしたの
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西村 由佳里
坂道を自転車は行く大口を開けてかまえるトンネル目指し
11
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詠み人知らず
城のある町にて冬の蠅が飛ぶのんきな患者が檸檬をかじる
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詠み人知らず
僕好み 濡れた烏の 黒髪よ くすむ茶色に 染めるのは何故
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