三沢左右のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
中空の河を彩り去る兵を見送る如き曼珠沙華かな
16
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月澄
寒蝉の薄透る羽根ふるはせて筑紫戀しとあきを告ぐなり
18
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粕春大君
天つ風荒れし御嶽の嶺をさむみふりつむ雪の木々を埋めつつ
23
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あき
笑わないことが好きだし、しゃべらないことが好き。嘘。そんなのは嘘。
17
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まるたまる
川音に耳を澄ませば涼やかな風に運ばれ赤蜻蛉飛ぶ
13
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そらの珊瑚
夕暮れて等身大より伸びた影戻っておいで元の私に
6
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紫苑
胸底に祈ぎ事ひとつ秋空の他人ごとにして遠く澄みける
13
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紫苑
谷間に眠るおのこの胸ちかく息を吐くかに曼珠沙華咲く
17
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たんぽぽすずめ。
夕暮れの住宅街の丘に立つ五重の塔で古都ならむ多摩
12
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由良
待てど来ぬメールに焦れて右の手が汗ばんでいる ケータイを置く
5
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七色コイン
もう一度、もう一度だけ逢えるなら、野花見つめて、きみを待ってる。
10
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七色コイン
ひとつだけ願いが叶う瞬間を夢見て男二人バス乗る
12
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白亜
風の指 うすく雲をはぎとって空へと還す 無言のままで
23
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只野ハル
始まりもおしまいも忘れたい?忘れたくない?まだわかりたくない!
3
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只野ハル
洋上浮体風力発電の風車の林を見上げるクラゲ
1
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たんぽぽすずめ。
異性抱く術を知らずにキスだけが全ての無垢へキス出来ず泣く
7
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みやこうまし
梨の木の萩の参道花まみれ紫式部の香華聞きたり
9
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たんぽぽすずめ。
沸き上がる今を詠まねば両の目も心も秋が包んでしまふ
24
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笑能子
日々の泡中々割れず過ぎてゆくいろんな顔のその乱反射
1
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まるたまる
ゆう暮れに複雑な影を作り出しベランダ植木は心も映す
7
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