恣翁のお気に入りの歌一覧
へし切
もみぢして古き都は人の波 寄せてはざわめく沈黙の古刹
14
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うすべに
開き戸の車輪のきしみが時もどす 古書のにおいに街のざわめき
10
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仙人の弟子
寒空に 頬杖ついて 物思い みるみる暮れる 初冬の夕べ
7
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音蔵 雅秀
陽はさせど 寒さ身に沁み 夜はなお 師走は冬と肌で実感
6
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うすべに
せわしない京を見おろすあたご山 しぐれを連れて雲に隠れる
12
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秋日好
それぞれの色に染め分け表情変えて心の傷に落ち葉散り敷く
11
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詠み人知らず
早起きに 三文得する 贅沢さ 熱いみそ汁 心身染みて
10
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聴雨
見開きの絵をみるここち図書館の窓に咲きしく乙女椿は
11
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なりあきら
まだ暗き 道を歩けば サクサクと 師走の朝に 初霜ばしら
8
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茂作
笹の葉を刈りて菜に添ふ翁かな 寒くないかと獨り言して
14
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横井 信
秋の日の河原の土手に吹く風に雲はゆっくり南へ向かう
10
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うすべに
街はもうきらめきの中さざめいて 道ゆく人のコートはなやぐ
13
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こぐまじゅんこ
新しいことを始めて新しい私になれるような気がして
9
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KEN
まんだらを土に描きつゐてふ散る 風ひとたびに消ぬる黄金の
13
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久迷仙人
物云はぬ心の藏のあへぎ聞き 命を拾ふ霜月の末
7
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継海
整然と竝んだ黒き靴横に蓮のし掛けた仕出し重なる
4
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舞
雨雪をとってくれじゃと妹を賢治の詠う雨雪の降る
9
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詠み人知らず
慈しむ 心を片手に 抱きしめて 生まれ変わりも 夫婦でいよう
8
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ななかまど
炊き立てに自然薯あればこれまでになき幸せな一椀となる
20
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草木藍
葉の落ちた枝の向こうの薄い青ちぎれた雲に冬の訪れ
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