みやこうましのお気に入りの歌一覧
紫草
とき滿ちて實り落ちたる銀杏の 義母の臭ひに似たる可笑しみ
9
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紫草
長月の夜の靜寂をさすらへば 亂れ心に月光がさす
13
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紫草
笑ひぢわ深く刻みし義母の顏 思はずこちらもほほ笑みがへし
7
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詠み人知らず
テーブルに グラタン並ぶ 季節来て ランチョンマットも 秋色に染め
8
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詠み人知らず
触れるたび 夢の拡がる 地図たどり 指先だけの 海外旅行
12
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七色コイン
僕はただ母を憎んで愛してた 年経るごとに晴れる愛憎
10
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たんぽぽすずめ。
時として空をくっきり描ければ景色の歌へ情けも滲む
24
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恣翁
消えぬらし宮居にかかる夜半の月(光源氏) 巨椋の池ぞ見る影もなき(恣翁)
14
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恣翁
今はただ夢見心地の伏見酒(光源氏) 明日は伏目のさけたき宿酔(恣翁)
14
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ふきのとう
寒いねと衿を合わせて挨拶すそぼ降る雨に足元濡らし
12
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たんぽぽすずめ。
突風で戸袋めくれ雨戸飛び晴れてる今朝は青き沈黙
14
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七色コイン
降りそうな気配がしてる涙雨ただやわらかく降っておくれよ
28
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浅草大将
世をうしと頭の中で思ふより豚のケツ見るアホでありたし
10
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光源氏
名にし負はばいざ事とはむうたのわにわが思ふ人は星の数あり
15
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緋色
指先に寂しさだけが集まってあなたの夜を穢してしまう
24
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河のほとり
侘しさやわが衣手にあまりぬる秋の草木にすがる夕露
9
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紫苑
箒音のそこ此処に立つ野分晴濯がれし空とほくにありぬ
15
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たんぽぽすずめ。
コカコーラリットル瓶に十円を貯めてた時はしあわせだった
6
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恣翁
頁繰る 音すら消ゆる 圧力に 支配されたる 午後の図書館
29
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紫苑
ゆふだたみ手向の山にくにたみの嘆き募れる雨やめたまへ
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