横井 信のお気に入りの歌一覧
飛和
絶望の中で独唱するきみの傍で開いてゆく蓮の花
7
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舞
あと幾つ 冬を越すらん とし毎に 寒さ身に染む 命なりけり
9
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茂作
大晦日いづれの門も紙の松 飾りて待つや夜の鐘撞き
16
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び わ
畑仕事寒さの中で妻屈み人と植物関係悟り
5
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夕夏
わすられぬようにするためこうせいとえんしゅつかなめすじがきのなか
3
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うすべに
くろまめを浸した鍋から浮かびくる 山の畑の寒い夕暮れ
8
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KEN
こびりつく 第九を逃れ 街外れ 天狼の蒼 独り呑み干す
9
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うすべに
去る年に別れを告げるさみしさも 静かな街に子供の歓声
10
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滝川昌之
「聴く力」俺のが上だバッサリと総理を切る床屋のマスター
15
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トウジさん
晦にくる年の希望ならべては笑う鬼など知らんふりして
6
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奥月汀
焦点を合わさぬように湯船から背中の和彫りを鑑賞している
8
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へし切
一年を何はともあれ事なきに 有難かりし 大の月かな
11
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び わ
宮参り二十円でのお賽銭安全祈願安すぎるかも
5
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茂作
寒空や墓參濟ませり年の暮れ 仕舞の土地を彼方此方に見て
16
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恣翁
内職の手を止め 見入る一点に そっと吐く息低かりしかも
18
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夕夏
しろたえのこうそくどうろおびただしつもるおもいでふぶきのしゃちゅう
2
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滝川昌之
誰しもが檜舞台に乗り切れぬ置かれた場所で咲く花と成れ
14
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さえね
あずけてもいいか 私のこころまで ためらい 踏み出し また踏み迷う
10
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飛和
特別を待つのは終わり 金縁のティーカップを飾り棚から出す
8
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虹岡思惟造
沈黙に耐えられずつと席を立ちケトルに水いれ深く息する
5
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